子育てをしながら仕事復帰を目指す母親に対する様々な子育て支援が存在する。その制度を利用すれば、子育てと仕事の両立は可能だ。大きく分けて厚生労働省が設けている支援と、地域でのサポート支援、そして企業が独自で設定している3パターンが存在する。
まずは厚生労働省が設けている子育て支援のうちの一つに、「仕事と育児カムバック支援」が存在する。母親に向けてスキルアップ講座や同じく就職活動をしている母親を集めた座談会を開催しており、託児所付きのパソコン教室や、履歴書などの応募書類の作成をサポートしてくれる。相談事にものってくれるので、興味がある人はホームページで確認すると良い。
地域の子育て支援は居住地により内容が異なる。例えば、保育サービスの補助金制度や経済的支援が充実している自治体も存在する。仕事復帰の前に自分の地域にどんな支援があるのか確認必須だ。
企業が独自で子育て支援制度を設定しているケースもあり、特に女性が多い職場で施行されている傾向だ。例えば、法で決まっている基準以上の復帰支援制度が整っている場合がある。また会社内での周知の徹底や、業務内容の見直しなど、子育てをしながら働く女性を支援する仕組みが整備されていることもある。こうした企業制度は会社独自で行っていることからあまり公表はされない。もし気になる場合は、育休明けの復帰率を確認することで判断基準の一つになる。
これらの3つのサポート体制をうまく利用することで、子育てと仕事の両立は不可能ではない。制度を確実に利用できるようにするためにも、復帰前から確認しておくことをおすすめする。